ご近所の方とお話ししていた時のことです。
「谷口さんのところの塾は、英才教育されているから頭のええ子ばかりが来られているのでしょ?」と尋ねられました。正直、ビックリでした。
真意はわかりませんが「頭のええ子が行く塾」だと思ってらっしゃったと言うことに・・・
塾の名前に「育脳」ってついているから?
募集対象が「年中さん」から受けているから英才教育のように思われた?
それとも、もともと「小学2年生」までしか募集していなかったから?
未だに謎は解明できていません。
もともと田舎と都会との学力の差を埋めたくて始めた育脳スタンスですが、事京丹波町では勉強する事をあまり表に出さないようにするような風習があるように感じています。
実際に運動が苦手な我が息子が小学生の頃に「勉強させるのもいいけど運動させなきゃダメだよ!」って諸先輩方に何度か言われた経験がありました。
なぜ?勉強することがダメなんでしょうか?
運動していれば、勉強をしなくてもいいのでしょうか?
私は文武両道であることは素敵なことだと思っていますが、そうでなければならないとは思っていません。
運動が苦手であれば、その分運動をしている子達が全国や勝利を求めるのと同じように、勉強を通して全国制覇を目指せばいいと思っています。
なぜ?自主練は必要だとわかっているのに、自主勉は必要だと思わないのか・・・
勉強も運動と同じく体力が必要です。
ここ一番の時には、相当な集中力も必要です。
だからこそ、両方必要だ!と言うのであれば、まだ理解できます。
ただ運動に関しては「運動が得意だから運動だけできればいい」という考え方を耳にすることがよくありますが、この考え方には賛成できません。
何故なら先にも理解できないと述べているように、運動が得意だとしても同じように勉強も必要だと思うからです。
正しく考えられることで、自分の体のことをよりよく知ることができ、もっと理解を深めることでよりケアが出来るようになります。
でも、そのケアも正しく考えることができなければ、間違った対処をしてしまうかもしれません。
そして、今はもうひと昔のように根性論でどうにもならないことは明白であり、今現在活躍している多くのスポーツ選手は、今日の自分を超えるために問題点を明確にし、新たな解決策を考え、試行錯誤を繰り返えし今の地位を獲得しているように私には見えます。そう探求しているのです。
だからこそ、スポーツ推薦のように運動を目的にした進路であったとしても、運動だけで進むのではなく可能な限り勉強も頑張って、同じ希望の進路へ合格することを望むような考えができるようになってほしいなぁと思っています。
そして、もうひとつの理由としては選手生命は短く、多くのスポーツは引退してからの人生の方が長いと言うこと、そのことも踏まえて人生設計してほしい、その上で誰もできない次元で存分にスポーツに打ち込んでほしいと願っています。
志高く!と言うことは、そうことではないのかなと思います。
運動と勉強の両立を考えた目標!
高すぎる目標かもしれませんが、目標は高いに越したことがありません。
大切なのはその高い目標をどうすれば実現できるかを試行錯誤(探求)することだと思います。
そして、この志を望む多くの子供たちが育つことを心より願って、私も日々精進して行こうと思っています。