勉強って嫌いになることがあたり前?

 

塾を運営していて最近よく思うのですが「子ども達は勉強が嫌いでやらないことが当たり前」なのでしょうか?
少なくとも今うちの塾に通って来てくれている小学生の子ども達は、学ぶことに関してどんどん欲しているので、勉強が嫌いだとは感じていません。
以前のコラムにも書きましたが、確かに間違えるのが嫌いな子はおります。

よく「うちの子はいくら言っても勉強しないからダメです!」と諦めたような口調でご相談を受けることがあるのですが・・・「勉強しない!」のは、そのお子さんが問題なのでしょうか?

では、なぜ「しない!」のだと思いますか?

「勉強だから!」「ゲームばかりしているから!」など理由は様々ですが、どれも納得のいく分析に出会ったことはありません。

では、なぜ「ゲームはするのでしょうか?」
それもゲームはゲームでも、ボードゲームやトランプなどといった昔からあるゲームではなく、スマホやゲーム機器のゲームのようです。

では、なぜ「機器のゲームしかしない」のでしょうか?

多くの方が「楽しいのでしょうね!」と回答されました。
と言うことは「楽しい」=「どんどん欲する」と言う理屈は成り立っていますよね。

では、なぜ「勉強」=「楽しい」と感じられないのでしょうか?

そんなの無理だ!とおっしゃる方が多いかもしれませんが、ゲームの中にも面白くないゲーム(やめたくなる)もありますよね。
と言うことは、ゲームは「楽しくなるように工夫されている」もしくは「楽しくなる要素がある」とは考えられないでしょうか?

余談ですが。私はとても楽しくなって来ました!

本題に戻りましょう。
もしも、「ゲームは楽しくなるように工夫されている」と考えるのであれば「勉強も楽しくなるように工夫するべき」ではないのでしょうか?

問題の解決を行うためにやってみるべき内容がいくつか見えてきましたね!
あとはひとつずつ解決できる火種になるのか検証が必要です。

なぜこの様なことを考えてしまうのかと申しますと、私は子ども達に勉強を通して将来自分自身が困らないようになるための知識と考え方を身に付ける術を知ってほしいと思っています。

ですので、基本的にわからない答えに出会っても、その問題を正解するための解き方を教えるのではなく、その子がまだ知らない別の考え方や別の物の捉え方を知識として与えることにより、自分で解決出来るところまで試行錯誤しながら考える機会を創出しています。

実はこの一連の流れは、最近巷でよく言われている「探求」です。
ひとつの気になることを、信じるに値する見解が見つかるまで様々な方法で、考え尽くすことです。

育脳スタンスでは、普段の授業でも多くの気づきを盛り込み、同じような問題を繰り返し取り組むことで一番最適な方法を見つけ出すことができるのです。

その一連の考え方が冒頭から行ってきた「では、なぜ?」という些細な問題定義と自分なりの考察をすることだと思っています。
確かに小さな子どもに同じように考えなさい!と言うのは無理な話ですが、親御さんがお子さまの代わりに楽しく感じるように日常生活の中から考えると言うことを工夫すれば、きっとお子さんも考えることが楽しくなるんじゃないでしょうか?

幼いお子様は知らないことを「なんで?」って聞いて来ませんでしたでしょうか?
その問いに納得のいくように答えることは出来ていましたでしょうか?

これは決して出来ていなかったことを責めているのではありません。
出来ていなかったらそれは子どもだけの責任でもないということを知った上で、次の「では、どうする?」という対処を考える必要があるのではないでしょうか?

その答えや方法は様々あるかと思いますが、小さなわかった!(出来た!)や知って納得したことなどもひとつの方法であることは間違いないかと思います。
様々な経験したことをなんとなくではなく、正しい考え方を理解して、どんなことも楽しくなるように解釈することが、楽しく感じる工夫になるのではないでしょうか?
そして、その「楽しい!」が「好き」に繋がり、どんどん自ら欲することでどんどん成長するのだと思います。

学ぶことは真似ることの語源であると言う説もあります。
まずはご家庭でできることを通して真似しながら考える工夫から始めてみてはいかがでしょうか?

学びへの欲を満たすことに手が負えなくなった時には、私たち育脳スタンスがお手伝いできるかもしれません。
その際には、お気軽に相談して下さいね。

 
最終更新日:2024/02/16(金)16:52

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