少1の壁(小1プロブレム)について

 

すごく久々の投稿となってしまいました・・・

実は一昨年の9月より育脳スタンスが利用しない時間帯の教室を、フリースクールとして解放することにしたのです。

立春も過ぎ、日がくれるのも随分と遅くなったような気がします。

この時期になるといつも思うのが、卒業式と入学式という子ども達にとって、期待と不安にあいまみれる時期だということです。

お受験を対象としていない当塾では、これまであまりドキドキハラハラすることのない時期であったのですが、先にもお知らせしましたように「フリースクール」として開放するようになってからは、進学や進級に対するご相談も多くなることから、これまでよりは時期を感じるようになりました。

そして、その中でも強く思うようになったのが「少1の壁(小1プロブレム)」のことです。

少1の壁(小1プロブレム)とは?

皆さんは「少1の壁(小1プロブレム)」のことをご存知でしょうか?

「少1の壁(小1プロブレム)」とは「小学校に入学したばかりの1年生が集団行動に馴染めず、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数ヶ月継続してしまう状態」(東京都教育委員会「東京都教育ビジョン(平成16年4月策定)本文より引用)のことを指します。

この様な状況には様々な対策が講じられ、ネット上でも手を変え品を変え様々な情報が溢れています。

では、なぜ?この様なことが起こってしまうのでしょうか?

そして、なぜ?今になってこの様に問題として大きく取り上げられているのだと思われますか?

あくまでも、わたくし育脳スタンスの塾長の個人的な見解で申し上げますと、小学校入学前までは遊び中心だった環境から、入学と同時に急に長時間座って黙っておとなしくすることを求められる環境に問題があるように思っています。

そして、ここ数年「少1の壁(小1プロブレム)」のことを特に大きく取り上げられるようになったのは、大人の作ったこの最大のギャップに違和感を感じた子ども達が、その違和感に馴染めなかったり、面白くないと感じてしまっていることも原因のひとつなのではないかと思っています。

今の親世代にとって、学校に行くのは当たり前!行かないことはダメなことという理解が、益々子ども達の成長を妨げている要因のひとつなっていると思ったらゾッとしませんか?

少1の壁(小1プロブレム)を防ぐために出来ること

最近では、保育園や幼稚園と小学校が連携して、体験などを通して小学校生活を知るきっかけ作りを行っているところも増えている様ですが、数回の体験でなんとかなることではないと思うので、これも大人の都合からの対処に過ぎないなぁなんて思ってしまいます。

では、小学校に入る前に何が必要なのか?ということになるかと思います。

育脳スタンスが幼児(年中)からの入塾を受け付けいるには「少1の壁(小1プロブレム)」への対策だけではないのですが、もちろん「小1の壁(小1プロブレム)」対策にも有効だと思います。

1.勉強は遊びの延長線上にあるという感覚を育むこと。

2.自分のことは自分で決められる習慣を育むこと。

3.失敗を恐れず、繰り返し挑戦し続けられる習慣を育むこと。

4.友達を大切にする気持ちを育むこと。

この4つのことのいくつかが、しっかりと育むことができていれば、新しい環境でもきっと子ども達は、楽しく過ごしてくれることだと思います。

今は大人がとても忙しい時代ですが、忙しいからこそお父さんやお母さんが安心してお仕事に集中できるようにするためにも、どうかお子様の少し先の未来を想像して、早めの対策をお考えいただくことをお勧めいたします。

 
最終更新日:2024/03/14(木)10:07

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