「かき」について
育脳スタンスでは「よみ・かき・そろばん+プログラミング」を大切にしているのには、様々な理由がございますが、このページでは「かき」書くことについて、なぜ?大切だと思うのか?どういった効果がもたらさられるのか?をご紹介いたします。
言葉=聞くこと、書き=見ることによる弊害
最近の子ども達は、自分の意志で何かを決めていることが少ないように感じています。
それは子ども達が悪いのではなく、大人が作り出した社会全体のIT化がもたらした環境、そのものがそうさせているように思っています。
書く・読むことより、聞く・話す方が主流となることで、日常的に使う頻度が多い「会話」だけですべてを完了してしまえる社会の弊害だと考えています。
自分で考えるということ
また最近の子ども達は、極端に間違うことを嫌う傾向にあります。
その理由としては、自分で試してみる前に失敗しない方法を教えてもらおうとしたり、自分なりに考えることもなく「わからない!」と言って助けを求めたりします。
子ども達にとっては様々なところで成功していることから助かっているように感じるかもしれませんが、簡単に回避できる術だけを身に着けたところで社会に出てから役に立つのでしょうか?
学び方も同じで、もしも簡単に問題を解く方法だけを教えてもらっていたとすれば、同じ様な問題は解ける様になったとしても、それ以外の問題に対しては、別の方法を教えてもらわないと解くことができなくなってしまいかねません。
だからこそ、幼いころから「答えのない問題」を通して「問題は答はひとつではない」こととか「様々な角度から物事を見なくてはいけない」などという意識を持って、問題に向かうためのトレーニングを繰り返すことで当たり前に対応出来るようになるのです。
そして「その問題の答えが、正解か?不正解か?」だけにとらわれるのではなく、その問題を自分なりに考え、どのような理由でその答を導き出したかを説明できるように導くことも大切になります。
それが出来るようになれば、たとえ成績はそこそこでも、社会に出てから「正解のない問題」に直面しても、自分なりの解決方法を導き出すことで、多少のことぐらいでは困ることのない大人へと成長出来るのです。
書くことの重要性を知る
書くことは、言葉を覚えるだけでなく、自分を表現する道具にもなります。
自分を表現するのであれば、自分だけが読めればいいという訳にはいきません。
相手に正しく伝えられなければ、誰にも理解されることはありません。
そうならないためにも適切な時に適切な言葉を選び、誰もが読みやすい文字を書けなければなりません。
文字を書くだけでなく、相手を思いやる心も一緒に育みます。
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